むし歯になりやすい食習慣とは?
野生動物にむし歯が見られないのはどうしてなのか?
<むし歯になりやすい食習慣とは?>

虫歯予防の最大の敵は甘い食べ物、つまり糖分です。

虫歯菌は糖分を分解して乳酸を発生します。そのため、糖分を摂取したあとの□の中は酸性状態になり、歯の
脱灰が進みます。
事実、砂糖入りの缶コーヒーを飲むと、わずか2分で酸性度をあらわす
PHが4程度になってしまいます。

とはいえ、甘いお菓子を食べなければ虫歯にならないかといえば、そうではありません。

肉や野菜ばかりを食べれば、確かにむし歯になる危険は少なくなります。しかし、私たちはふつう三食ごとに、主食としてご飯もしくはパンなどのデンプン(多糖類)を食べます。デンプンは唾液の働きによって麦芽糖に変えられ、それはむし歯菌のかっこうのエサになります。つまり、食事をとると、必然的に□の中が酸性にかたむくことになるのです。

ですが、食事を終えてしばらくすると、唾液の作用で酸性状態が中和され、歯の脱灰がおさまり、代わって
再石灰化に転じます。このように、歯は一日のうちで、食事のたびに脱灰と再石灰化を繰り返しているのです。

以上のことからすると、子どもに好き勝手おやつを食べさせていると、非常にむし歯になりやすいことが理解できると思います。いつも食べ物を□にしていれば、常に酸性状態で脱灰ばかりが続き、再石灰化するときがありません。 これはもちろん大人も同様で、いつも甘いガムをかんだり、缶コ−ヒーやジュースを飲んでいる人は、むし歯になるリスクがとても高いといえます。

脱灰
歯のエナメル質は、表面のPHが5〜4以下の酸性になると溶けはじめます。これが脱灰です。

再石灰化
唾液の働きにより、PHが中性になると一度溶けた成分が歯の表面に戻ります。これが再石灰化です。
歯の表面は食後1時間ぐらいこのサイクルで脱灰と再石灰化か繰り返されています。このバランスが崩れ、脱灰の方が再石灰化より多<なるとむし歯の始まりになります。

PH
酸性やアルカリ性を表わす尺度として、用いられておりPHが7より低いと酸性、7は中性、7より高い場合はアルカリ性になります。人間の体の多<はPH7前後となっています。

<野生動物にむし歯が見られないのはどうしてなのか?>

むし歯になりやすい食事としては、歯ごたえのないやわらかいメニューばかりが続<のはよくありません。ハンバーグやカレーなどのやわらかい食べ物はあまりかむ必要がなく、すぐに飲み込んでしまいます。

よくかむことの効用は、胃腸によい、肥満を防ぐなどのほか、成長期の子どものあごを発達させ、ひいては脳の発達をうながすことも指摘されていますが、むし歯を防ぐことにもなっています。よくかめばかむほど、唾液が出て、□の中を中和してくれるのです。

野生動物にむし歯が見られない大きな理由として、彼らが食べているものが「硬い」ということがあげられます。

肉食動物が食べる肉や骨はもちろんのこと、草食動物も草や葉っぱは硬くて消化しにくいので、何度もかんでいます。 そして、かむごとに唾液が出て、□の中を掃除してくれます。犬はよくよだれをたらしていますが、実はあのよだれがむし歯を防いでいるのです。










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