よく噛むと
   “記憶力”がアップする!?
食べ物を “よく噛む” ことは 「消化の促進」 や 「肥満予防」 につながることが知られていますが、近年は “脳の働き” とも深く関係しているのではないかと注目されています。

以前、
65歳以上の約1,000人を対象
『“噛む” ことと “記憶” の関係』について調べた実験が行われました。 

     この実験では、ガムを2分間噛んだ後に64枚の写真を見て憶えてもらった後、
     その中の数枚を入れ替えてまた見てもらい、違いを探してもらうといった実験
     でした。 
     その結果、
     
約2割の人がガムを噛んだ後に記憶した時のほうが、噛まずに記憶した時
     よりも正答率がアップ
したそぅです。

また、
70歳以上の約1,200人を対象に実施した調査では、
     
「脳が健康な人の歯」 は “平均14.9本” 残っていたのに対し、
     
「認知症の疑いのある人の歯」は “平均9.4本”

また、
脳を「MRI」を使って調べたところ、
     歯が少ない人ほど記憶と関係している “脳の海馬” 付近の容積が少なかった
     そうです。

ただ、
現在の医学では 「よく噛むことと認知症予防」 の関係性はわかっていませんが、少なくとも 「よく噛むことが脳に刺激を与え続ける1つの方法にはなっているのではないか」 と専門家の先生は話しています。

       
■よく噛むために、無理せず普段からできること

   
厚生労働省では、よく噛むことの目安として 「ひと□30回」 を提唱しています。
   でも、 「いちいち数えるのは面倒…」 という人も少なくないでしょう。 
   そこで、
   そういった方はいつもの食卓で
「食物繊維」 を多く含んだ食品をメニューに加えると、
   
特に意識しなくても “ひと口30回” くらい噛むことができるようになります。

   これは
実験でも証明されていて、
     健康な成人男女12人に 「ピーナッツ」 と 「生のニンジンの角切り」 を
     それぞれ約2gずつ食べてもらい、
     「噛む回数」 や 「噛む時に関係する筋肉の動き」 などを調べました。 
     
     すると、それらを飲み込むまでの噛む回数は
     
「ピーナッツが平均24.5回」 、 「二ンジンは27.1回」 でした。 
     
     また、それぞれちょうど30回噛んだところで筋肉の動きを調べてみたところ、
     
「ピーナッツ」 は噛む時間が短く、筋肉の活動量も少なかったそうです。

     これら結果を見ると、
      「ピーナッツ」 「にんじん」
どちらも歯ごたえのある食品ではありますが、
      「ピーナッツ」 はすぐに砕けてしまうため、噛む回数・筋肉の活動量も
      「にんじん」よ り少ないといった結果になっています。
      一方、
食物繊維が多い 「にんじん」 は、噛んでもなかなか小さくならない
      ので、回数・活動量とも多い
という結果でした。

普段の食事では、 “食物繊維” を多く含んだメニューを取り入れて、
     食事を楽しみながら、しっかり噛めるための工夫をしてみてはいかがでしょうか?



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