観測史上初となる6月の梅雨明けが発表されました。早くも夏本番!
しかしながら、水不足や猛暑、農作物への被害や熱中症など心配は尽きません。
コロナが少し落ち着いていると思っていたら、今度は “熱中症アラート”。
6月28日、広島地方気象台から「中国地方が梅雨明けしたとみられる」と発表されました。
去年より15日早く、例年より21日早い梅雨明け。これは1951年の統計開始以降、最も早く、梅雨の期間も2週間と、最も短くなったようです。気象台によると、梅雨入りから27日までに、広島市の降水量が39.0ミリなど、県内各地の降水量は去年の半分以下にとどまっています。ダムの貯水量にも影響が出ていて、広島市などに水道水を供給する「土師ダム」は、満水の容量に対する貯水率が、平年は8割ほどなのに、28日には6割に…。県東部に水を供給する「椋梨ダム」に至っては、貯水率5割余り。今はすぐに取水制限を呼び掛けたりする状況ではないということですが、引き続き雨の降り方に注視していかなければならないようです。
6月の梅雨明けは、農家にも暗い影を落とすようで、ある地域の農業用のため池には、例年の半分以下の水量。そのため、田植えを終えたものの、十分な水を供給できず、稲の生育にも不安が募ります。
気象台は「まとまった雨が降る可能性は低い」としていますが、広島市内のビアガーデンでは6月の梅雨明けに客の増加が期待されていて、コロナによる制限に見舞われたこの数年を脱却し、追い風を感じているようです。
異例づくしの梅雨明け…。
水不足や猛暑など、生活に影響が出るのはこれからだと思われます。また、熱中症への警戒も欠かせません。
体調管理には十分気をつけながら酷暑を乗り切りましょう! (参考;広テレニュース)