3月1日にオープンしたばかりの大竹市、下瀬美術館に行ってみました。
天気はあいにくの曇り時々雨、青空だと映えそうなのですが…。
府中町からは30数キロ、車で下道でも1時間かからずのドライブでした。大竹の晴海臨海公園を目指していけば、迷わずにたどり着けると思います。実はナビに出ていないので入口を見つけるのにちょっとだけ迷いました。
さて、圧巻なのは全面ミラーガラスの建物、周りの景色を写し込み、入る前からアートな世界を感じさせます。
扉を開けて入るとエントランスには大木が枝を広げたような柱、カフェやショップを併設しており、この時点で壁はマジックミラーであったことが判明、外の景色も楽しめます。一般1800円の入館料で、16時30分まで何度でも出入りできるということでした。
入ってすぐの左の扉を出ると外へ。
「太陽の丘」から建物の屋上にあたる「望洋テラス」へあがると、可動式のカラフルな展示室、対岸の宮島や、行きかう船、遠くに岩国のコンビナートを眺めることができます。この日は蒸し暑かったので、早々に館内に戻り企画展示室を拝観。9月24日までの会期で「エミール・ガレ~アール・ヌーヴォーの花器と家具」をテーマに展示されており、ガレの花器、ランプ、陶器、木工家具を見ることができました。
可動式の展示室はそれぞれ巨大な自動ドアで仕切られており、“下瀬コレクション”と呼ばれ多岐にわたる作品が楽しめます。
この展示室は造船技術を活用し、水の浮力を使って配備パターンを組み替えられる構造になっており、行くたびにその並びをチェックするのも“あり”かもしれません。
さらに、海側には「エミール・ガレの庭」があり、ガレの作品に登場する草花を中心に植栽されています。
一回りしてから、カフェで「自家製ジンジャーエール」をオーダーし、急な雷雨をBGMに喉を潤しました。
ショップで売られている小物、雑貨も豊富で、ガレの作品をプリントしたものや、可動式展示室のカラーをモチーフにしたものがたくさんあります。
レストラン【「OZAWA」の小沢貴彦氏が監修】やヴィラ【全室スイート】も敷地内に併設されており、いろいろな楽しみ方ができそうなスポットです。 (院長)