むし歯(う蝕)を予防するためには
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「原因を断つ」+「歯を守る」+「早期発見」の3つの柱が重要です。
以下に、予防のためにできることを項目ごとに詳しく説明します。
◆◆◆ 正しい歯みがき(プラークコントロール)◆◆◆

目的:むし歯菌のすみか=プラーク(歯垢)を取り除く
【ポイント】
〇「1日2~3回、特に寝る前の歯みがきが最重要
〇フッ素配合の歯みがき粉を使うと歯の再石灰化を促進
〇歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシで隙間の汚れも除去
〇磨き残しやすい部位(奥歯の溝、歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目)を意識
目的:歯を酸に強くし、再石灰化を促す
【ポイント】
〇毎日の歯みがきに「フッ化物配合歯みがき粉(950~1450ppmF)」を使用
〇歯科医院での「高濃度フッ素塗布(9000ppmF程度)」を年に2~4回
〇「フッ素洗口液(うがい薬)」を活用するのも効果的(特に学校や家庭での習慣化)
◆◆◆食生活の見直し(砂糖・間食の管理)◆◆◆

目的:むし歯菌のエサ(糖)を減らし、酸を作らせない
【ポイント】
〇砂糖を含む食品(お菓子・ジュースなど)を控える
〇間食の回数を決めてダラダラ食べを避ける
〇食後は水やお茶を飲んで口の中をリセット
〇キシリトールガムはむし歯菌の働きを抑える効果あり
◆◆◆ 定期的な歯科検診・専門的ケア◆◆◆

目的:早期発見と専門的なクリーニングで予防強化
【ポイント】
〇3~6か月に1回の定期検診でむし歯の兆候をチェック
〇歯石やバイオフィルムのプロによる除去(PMTC)
〇歯並びや咬み合わせのチェックも含めて予防的介入
◆◆◆ 唾液の働きを活かす(自己防御力の強化)◆◆◆
目的:唾液による中和・殺菌・再石灰化作用を活かす
【ポイント】
〇よく噛んで唾液の分泌を促進(キシリトール入りのガム、繊維質の食材など)
〇水分補給は糖分を含まないもの、お水・お茶で
〇緊張やストレスで唾液が減ることもあるため、生活リズムを整えることも重要
◆◆◆ シーラントなどの予防処置(特に子ども)◆◆◆

目的:むし歯になりやすい部位を物理的に保護
【ポイント】
〇奥歯の溝は特にむし歯になりやすい
〇「シーラント(歯の溝にフッ素入り樹脂を流し込む処置)」で汚れのたまり場を減らす
〇特に「生えたばかりの永久歯(6歳臼歯など)」に有効
◆◆◆家族や周囲との連携(特に乳幼児)◆◆◆

目的:感染源・生活習慣を家族単位で見直す
【ポイント】
〇むし歯菌(ミュータンス菌)は唾液を介して保護者から子へ感染する
〇親の口腔ケアも重要
〇家族全体で予防意識を持つことが子どもの将来の口腔健康につながる

むし歯予防には、日々のセルフケアと専門家によるサポートの両方が大切です。
それぞれを継続することで、健康な歯を長く保つことができます。
気になる症状がある方も、まずはお気軽にご相談ください。
