安芸郡府中町本町にある歯科医院 さんたんだ歯科医院

「ごまめの歯ぎしり」

このコーナーでは、“歯”にまつわる慣用句や熟語、故事、ことわざなどの意味や由来などをご紹介します。

 

「ごまめの歯ぎしり」

 「ごまめの歯ぎしり」とは、弱者や実力のないものがやたらと悔しがったり、いきりたったりすることのたとえです。
 また、無力なものがいくら悔しがっても無駄という意味もあります。

 ごまめが歯ぎしりをするほど悔しがる(悔しがっても影響がない)という意味ですが、そもそも“ごまめ”とは何のこと
 だと思いますか?
 ごまめとはカタクチイワシの幼魚を干したもの、あるいはそれを調理したもののことで、一般的には“田作り(たづくり)”
 とも呼ばれます。
 田作りはおせち料理に欠かせない一品でもありますので、ピンときた方も多いかもしれません。

  

 「ごまめのような小さな魚はたいして影響を与えない」という解釈の表現なのですね。