安芸郡府中町本町にある歯科医院 さんたんだ歯科医院

診療で使用している切削(けずる)器具

一般的に皆さまが目にし、お口の中に入れて削る器具は“タービン”と呼んでいます。お口の中に入れて使う器具は他にもたくさんありますが、今回はこのタービンに注目してみましょう。

 

当院では「ツインパワータービン」というシステムで、ねばり強いトルクで鋭い切れ味、ソフトタッチの切削を可能にしています。ひと昔前は「エアータービン」を使用しており、トルクが弱め、音も高温で耳障りでしたが、ずいぶんと改善され静かになりました。セラミックボールを使用したベアリングで回転速度(1分間の回転数:rpm)は5万~40万回転、あのダルビッシュ投手の154km/hのストレートの回転数が2665回転、スポーツタイプのバイクで1万回転、F1カーで1万2千回転と言いますから、とんでもなく回転していることがお解りかと思います。

感染予防については、停止時の切削粉や汚物の吸い込みを防止する機構、安全性についても、高速回転中でも2秒以内のクイックストップが可能となっており、こんな小さなヘッドの中にその他の機構も含め凄まじいテクノロジーが詰め込まれています。

  

さらに毎回使用後は。消毒用アルコールで洗浄し、専用の機械【ルブリナ】で注油、内部洗浄した後、オートクレーブという機械で滅菌して、次回の使用まで滅菌パックのまま保管されます。治療時に、できる限り安全に安心して治療を受けていただけるよう、注意しておりますので改めてレポートしておきますが、他の器具も含め。これらのことは新型コロナのことに関わらず、私たち歯科医院では日常として当たり前に行っていることも申し添えておきます。(院長)

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