顎関節症とは、頭蓋骨と下あごの間にある「顎関節」に異常が起きる病気です。
食べ物を噛む時にカクカクと音がしたり、あごに痛みが出たり、口を大きく開けられないといった症状が現れます。
顎関節症の主な原因はストレスや緊張、悪い姿勢、噛みグセなどで、悪化するとあごの痛みだけでなく、頭痛や肩こりを引き起こすこともあります。
そこで今回は、顎関節症の予防ストレッチをご紹介します。
★★★ ストレッチ方法 ★★★
顎関節症で特に多いのが、顎関節の骨の間にある軟骨組織「関節円板」のズレです。
次のような関節の位置を整えるストレッチを行うことで、関節円板のズレを解消したり、あごや顔周りの筋肉をほぐすことで顎関節症を予防します。
【下あご回しのストレッチ】
≪やり方≫
①口を開いて、下あごを左上に動かします。
②スライドさせるように下あごを右上に動かします。
③次に口を開きながら下あごを右下に下げます。
④スライドさせるように下あごを左下に下げます。
「上手にあごを回すことはできましたか? 特に痛みなどの症状がないようでしたら、反対回りも同様に行ってみましょう」
【舌回しのストレッチ】
≪やり方≫
①上下の歯を噛み合わせずに軽く口を閉じます。
②舌を前歯の歯ぐきをなぞるように一周させてください。
③右回りを10回、左回りを10回、ゆっくりと行ってみましょう。
※顎関節症は噛み合わせにも大きく影響するため、早めの治療が大切です。お悩みの方はお気軽にご相談ください。