マウスウォッシュとは、少量の液体をお口に含み、すすぐことでお口の中をスッキリさせる液体オーラルケア用品です。
コロナ禍においては、マスク着用時の口臭が気になることから、使用を始めた方も多いようです。
そこで今回は、マウスウォッシュの上手な使い方についてお話しします。
★★★ マウスウォッシュの種類 ★★★
マウスウォッシュは大きく分けると、
①洗口液と
②液体歯みがき
の2種類があります。
パット見ただけでは洗口液と液体歯みがきの見分けがつきにくいため、ボトルの表記を必ずチェックしましょう。
①洗口液
洗口液は、歯みがきをした後の仕上げとして使用します。
また、外出先で歯みがきができず口臭が気になる時などは、
単体で使用することも可能です。
手軽にお口の中をさっぱりさせたい時などに便利です。
②液体歯みがき
液体歯みがきとは、歯みがき粉が液状になったもので、お口
に含んですすいだ後、歯ブラシで歯をみがく必要があります。
液体のため有効成分が隅々まで届きやすいという特徴があり、
泡立ちがなく歯みがき後のうがいも不要なため、水が不足する
災害時にも有効です。
★★★ 選び方のポイント ★★★
マウスウォッシュの選び方のポイントは、
①成分と
②刺激
の2つです。
①成分
洗口液に含まれる有効成分はさまざまです。
各洗口液のパッケージを見て、むし歯予防、歯周病ケア、口臭
対策やホワイトニング効果など、ご自身の目的に合った成分が
含まれているものを選びましょう。
②刺激
洗口液には刺激の強いアルコール入りと、刺激の穏やかなノン
アルコールタイプがあります。
お口の中をスッキリさっぱりさせる強い清涼感が好みの方はア
ルコール入りを。
一方、ピリピリした刺激が苦手な方やお口の中が乾燥しやすい
方は、ノンアルコールタイプがよいでしょう。
また、災害用品として備蓄しておく場合は、家族に幼児や高齢
者がいるようでしたらノンアルコールタイプを備蓄するのがお
すすめです。
★★★ 効果的なタイミングや使い方 ★★★
マウスウォッシュを使用する効果的なタイミングやポイントをおさえましょう。
【歯みがきをした後に】
歯みがき・フロス・歯間ブラシなどでしっかりとお口の中の細菌を減らした後、
洗口液で仕上げをするのが効果的です。
また、1日の中で最も細菌が増えるのは寝ている時なので、就寝前の歯みがき後
は特におすすめです。
【外出先で食後に】
外出先で歯みがきができない時は、食後に洗口液でお口の中をリフレッシュしま
しょう。
ただし、洗口液は歯みがきの代わりにはなりませんので、あくまでも応急処置で
す。自宅に帰ったら、しっかりと歯をみがいてくださいね。
【ブクブクはしっかり】
マウスウォッシュを使う時、なんとなく舌の上でブクブクしていませんか?
それではそれでは、せっかくの有効成分が隅々まで行き届きません。液体という
利点を生かして、上下左右の歯と歯の間にも洗口液が流れるようにしっかりとブ
クブクしましょう。
【使用後のうがいは不要】
水でお口をすすいでしまうと有効成分が流れてしまうため、基本的に使用後のう
がいは不要です。
また、効果を長続きさせるために、使用後すぐに飲食をしないのもポイントです。
※ただし、マウスウォッシュを使いすぎると、口内の粘膜を傷つけたり、必要な常在菌まで殺してしまうおそれが
ありますので、1日に何度も使用することは避け、毎食後や就寝前などに使いましょう。