安芸郡府中町本町にある歯科医院 さんたんだ歯科医院

加齢でも歯は黄ばむ?“歯を白くキレイに保つには?

白くてキレイな歯は、顔の印象をアップさせますよね。
 
歯をクリーニングしたりホワイトニングをすると、歯は白くキレイになりますが、その美しさを長く保つにはどうしたらよいのでしょう?
今回は、歯の黄ばみの原因や歯の美しさを保つ方法についてお話しします。

  ★★★ 歯が黄ばむ原因 ★★★

   
   歯が黄ばむ、白さが失われる原因は、大きく分けると2つあります。
   まず1つ目は食べものや飲み物の着色汚れです。
   “ステイン”とも呼ばれ、食べ物などに含まれる色素やタバコのヤニが歯の表面に蓄積されると、
   歯が黄ばんだり、くすんで見えるようになります。
   そして2つ目が加齢です。
   歯の表面には白色で半透明なエナメル質があり、その内側にはやや黄色味がかった象牙質があり
   ますが、年を重ねるにつれてエナメル質が薄くなってきて、内側の象牙質が透けて見えやすくな
   るため、歯が黄ばんだように見えるのです。

 ★★★ 歯の白さを保つ方法 ★★★

   では、具体的に歯の白さを保つ方法をご紹介しましょう。

   【① 着色しやすい飲食物に注意】

     歯に着色しやすい食べ物や飲み物を口にしたら、早めに歯をみがきましょう。
     着色汚れは時間を置くと落としにくくなるため、すぐに歯をみがくことがポイ
     ントです。もし、すぐ歯みがきできない場合は、うがいをしたり、ガムを噛ん
     で唾液の分泌を促すのも◎。

     <歯に着色しやすい飲食物の一例>
       ・コーヒー・赤ワイン・カレー・ココア・チョコレート・紅茶・ウーロン茶・ケチャップなど
              

   【② 「口呼吸」ではなく「鼻呼吸」】

     
     正しい呼吸は鼻から息を吸って吐く「鼻呼吸」です。
     しかし、鼻ではなく「口呼吸」していると、お口の中が乾燥して、歯にも色素
     が沈着しやすくなります。特に、前歯の近くには唾液を分泌する唾液腺がない
     ため、「口呼吸」をしていると前歯が汚れやすい傾向に。
     歯の白さを保つためにもぜひ、「鼻呼吸」を習慣にしましょう。

   【③ エナメル質を大切にする】

     歯の表面を覆うエナメル質がすり減ってくると、内側の象牙質の黄ばんでいる
     色が透けて見えるようになるため、エナメル質は大切にしましょう。
     歯が黄ばんで見えるからと、ゴシゴシと強くみがいたり、研磨作用の強い歯み
     がき粉を使用するのは逆効果です。
     また、酸性の強い飲み物はエナメル質を溶かしやすいため、飲んだら歯をみが
     く、口をすすぐなど、注意して摂るようにしてくださいね。

     <酸性度の高い飲み物の一例>
       ・スポーツドリンク・炭酸飲料(コーラ等)・お酢系飲料・柑橘系のジュースなど
          

   【④ 歯垢をしっかり落とす】

     歯垢が歯に付着していると、歯の表面がザラザラするため、歯に着色汚れが蓄
     積しやすくなります。
      
     しっかりと歯をみがくことを基本に、歯の表面をツルツルにする電動歯ブラシ
     を使用したり、定期的に歯科医院でクリーニングするのも有効です。

 

 ※ “紙巻きたばこ”、“加熱式タバコ”にはニコチンが含まれているため、ヤニによる歯の汚れの原因となります。
   また、ニコチンが含まれていない“電子タバコ”は歯の汚れの原因とはなりませんが、他のタバコと同様に、
   歯周病のリスクは高まるため、お口の健康のためには禁煙することが一番です!