新年になると1年の抱負や目標を掲げる方は多いと思いますが、今年は “お口の健康目標”を立ててみませんか?
例えば
「いくつになっても自分の歯でおいしいものを食べたい」とか
「今年はむし歯ゼロを目指しい」
など、お口の健康目標はさまざまです。
そこで今回は、お口の健康目標の立て方と継続のコツについてお話しします。
★★★ “お口の健康目標”の立て方 ★★★
目標を立てる時、「どんな内容にしたらいいのかな…」と悩まれる方は、次の【チェックリスト】を活用してみましょう。
ご自身の生活習慣を振り返りながら、できている項目にチェックを付けてみてください。
【チェックリスト】
◇食事はよく噛んで食べている
◇間食は時間を決めて食べている
◇無糖の飲み物で水分補給をしている
◇毎食後、歯みがきをしている
◇1日1回はフロスや歯間ブラシなどで歯間ケアをしている
◇定期的に舌ブラシで舌の掃除をしている
◇口呼吸ではなく鼻呼吸をしている
◇歯ぎしりや食いしばりのクセはない
◇タバコは吸わない
◇定期的に歯科検診を受けている
いかがでしたか?
チェックがすべて付いた方は、現在の生活習慣を継続することを目標としましょう。
チェックが付かない項目があった方は、その中から1つか2つを選び、ぜひ今年のお口の健康目標としてみてください。
★★★ 目標を継続するコツ ★★★
ただし、せっかく目標を立てても、継続することはなかなか難しいものです。
新しい習慣が定着するには1ヶ月程度かかるといわれていますので、1ヶ月継続できれば、あとは「やらないと気持ちが悪い、
落ち着かない」と感じられるはずです。そして、特に最初の7日間が挫折しやすい期間ですから、次のようなコツをふまえつつ、
まずは1週間だけでも継続できるようにがんばってみましょう!
【コツ① 目標を具体化する】
目標はぼんやりではなく、具体的な内容にしましょう。
例えば、「定期的に歯科検診を受ける」という目標を立てた場合、
「3ヶ月に1度受診する」よりも「1月、4月、10月に受診する」
と決めた方が実際に行動を起こしやすくなります。
また、「間食は時間を決めて食べる」という目標も、「間食するなら
1日1回15時に」と決めた方が、自分が何をしたらいいのか明確に
なりますよね。
【コツ② 今の生活習慣にプラスする】
新しく始める習慣を、今できている生活習慣にプラスできないか考え
てみましょう。
例えば、「1日1回フロスや歯間ブラシを使う」という新しい習慣な
ら、「寝る前の歯みがき」にプラスしてみたり、「食いしばりのクセ
をやめる」という新しい習慣なら、「テレビを観る」という習慣に組
み合わせて、テレビのそばに「歯と歯を離す」というメモを貼って忘
れないようにするという手も有効です。
【コツ③ 周りの人に宣言する】
家族や友人に目標を宣言するのも継続のコツのひとつです。
「禁煙する」「口呼吸ではなく鼻呼吸をする」といった、長年継続し
てきた習慣を止めることは難しいものですが、周りの人に宣言するこ
とで、自分自身が約束を守ろうとする意識が高まります。同時に、周
りの人からの目を借りることで、自分の中だけで完結するよりも継続
する意思が強まることでしょう。