新しい年の始まり、皆さんも1年の目標を立てられましたか?
ダイエット、資格取得、趣味の充実など、さまざまあるかと思いますが、
「むし歯ゼロ!」
という目標はいかがでしょうか?
むし歯のできやすさは“歯の質”にもよりますが、“生活習慣”も大きく影響を与えています。
「歯をみがいているのにむし歯ができる」という方は、むし歯ができやすい生活習慣なのかもしれません。
そこで今回は「むし歯ができやすい生活習慣」をご紹介します。
★歯みがきは1日1回以下★
むし歯菌は歯に残った食べカスをエサにして増殖するため、歯みがきの回数が1日1回以下
の場合はむし歯のリスクを高めます。歯をみがく回数は1日3回毎食後が理想です。
また、“むし歯は夜作られる”とも言われ、特にむし歯ができやすいのが寝ている間です。寝
ている間は1日の中で最も唾液の量が少なく、殺菌作用のある唾液が減少してしまうと、む
し歯菌が増えやすくなります。
ぜひ、寝る前の歯みがきは忘れず、1日の中でも特に丁寧に行ってください。
★間食したり、甘い飲み物を頻繁に飲む★
食事をしたり砂糖の入った甘いものを飲んだりすると、お口の中は酸性に傾き、歯が少しず
つ溶けてむし歯ができやすい状態になります。
ただし、唾液の作用によってお口の中は徐々に中性に戻り、溶け出した歯の成分も元に戻る
ため、むし歯になることはありません。しかし、間食や甘い物をよく口にしていると、酸性
の状態が長くなり、むし歯ができやすくなってしまうのです。
「間食をガマンしている間は歯を守っている時間!」と思って、間食は控えましょう。
★甘いお菓子やおやつが好き★
“砂糖=むし歯”と子どもの頃に教わった方も多いでしょう。
むし歯菌は糖質をエサにするため、砂糖を使った甘い物はもちろん、食事などに含まれる糖
質などにも注意が必要です。
ただ、今はむし歯になりにくい砂糖や甘味料(キシリトール・アスパルテーム・ステビア・
オリゴ糖など)もありますので、甘い物がお好きな方はぜひ活用してみましょう。
また、甘い物を食べる時は食後のデザートとして楽しむのがおすすめです。食事と食事の合間
に食べるよりも、食事のタイミングで一緒に食べて、食後に歯をみがく方がむし歯になりにく
いと考えられます。
★フロスや歯間ブラシは使わない★
むし歯は、付着したプラーク(最近の塊)が残っている部位にできやすいです。特に歯と歯の
間は歯ブラシの毛先が届きにくく、プラークが残りやすい場所です。ここを掃除するために必
要なのが、フロスや歯間ブラシです。
「つい面倒で歯ブラシしかしていない…」
という方は、ぜひフロスや歯間ブラシを使ってみて下さい。
毎日就寝前に使うことが理想ですが、まずは2~3日に1度でも構いません。きっと「むし歯
ができにくくなった」「歯石がたまりにくくなった」と実感できるはずです。
※生活習慣を見直して“むし歯ゼロ”を目指しましょう!