安芸郡府中町本町にある歯科医院 さんたんだ歯科医院

お口がうるおう、食事がしやすい「唾液線のマッサージ」

唾液腺とは唾液が分泌される腺のことですが、あるのかどうかピンとこない方もいらっしゃるでしょう。
試しに頭の中で「梅干し」「レモン」を想像してみてください。

  

するとお口の中にジワッと唾液が出てきますよね? その唾液が湧いてきたところが唾液腺になります。

そこで今回は、“唾液腺のマッサージ”をご紹介します。
唾液が十分に分泌されると、お口の中がうるおって食事や会話がしやすくなるだけでなく、むし歯や歯周病、口臭を抑制する効果も現れますので、ぜひお試しください。

≪唾液腺とは?≫

 

 唾液を分泌する唾液腺には「大唾液腺」と「小唾液腺」の2種類があります。
 「大唾液腺」は
   耳たぶの前にある「耳下腺」、
   あごの骨の内側にある「顎下腺」、
   舌の付け根あたりにある「舌下線」
 の3つからなっています。

そして「小唾液腺」はお口の中の粘膜などにいくつか存在しています。

≪マッサージをしてみましょう!≫

 マッサージをするのは、唾液の分泌量が多い「大唾液腺」の3つです。
 各マッサージは10回くらいを目安に、唾液がじんわりと出ていることを確認しながら行ってみましょう。
 (それぞれの画像はクリックすると大きく表示されます)

 【耳下腺】 【顎下腺】 【舌下線】

 

     ★マッサージのタイミング★
       唾液腺マッサージは気軽にできるので、テレビを見ながらや、家事の合間などを利用して、
       毎日継続して行うのが有効です。
       また、起床時はお口の中が乾燥しているため、朝食前に行うのもおすすめですし、お口の中
       がうるおうと会話もスムーズになりますので、外出前に行うのもよいでしょう。

 

≪マッサージ以外でも唾液を増やす工夫は?≫

 唾液腺マッサージのほかにも、唾液を増やす工夫には次のようなものがあります。

   ①よく噛んで食べる

     よく噛むことで唾液腺が刺激され、唾液の分泌が活発になります。

   ②心身をリラックスさせる

     唾液の分泌には自律神経が関わっていて、心身がリラックスした状
           態だとサラサラした唾液が多く分泌されます。

   ③水分をこまめに補給する

     唾液はほぼ水分ですから、水分補給がおろそかになると分泌量も減ります。

 

※唾液にはさまざまな健康パワーがあります。ぜひ、唾液の分泌量アップを目指しましょう!